ゲイのセックスってどんな感じ?!~後編(考え方・基礎知識)~


どうも、MASAです。セックス特集の後編です。
若干真面目な内容になってますが、肩肘張らずに読んでいただけたらと思います。

ゲイにとってのセックスとは

男女だと基本的には交際を前提としたセックスが多いのではないでしょうか。もちろん「ヤリマン」という言葉もあり性欲が強い女性がいるのも事実ですが、基本的に女性は感情や言葉、雰囲気などの「ココロの心地よさ」でセックスを楽しんでますから、誰に対しても股を開くわけではありません。
対して男性の場合は、「カラダの気持ちよさ」でセックスを楽しんでますから、外見がタイプで気持ちよければ誰でもいいと考える傾向にあります。
当然相手が居なければセックスは成立しませんから、性欲旺盛な男性側も、容姿と性格いった先天的なものはもちろん、テクニックや相手との関係性、デート代など、様々な条件をクリアして初めて成立するものと言えます。


さて、ゲイの場合はどうでしょう。性的対象としての男性同士が二人きりでいたら、「バッチコーイ!!」です。基本的にその場の性欲が勝るので、多少前述の条件を満たさなくても、ノリと勢いがあれば成立する傾向にあります。
言わば軽いノリ、例えるなら挨拶のノリでセックスを楽しむゲイが多いと言えます。いくつか例をあげます。

①その場限り
リアルで初対面を果たし、セックスしてからその後連絡が途絶えるパターンです。いきなりセックスすると、「もういいかな」となり、お互いに次会う気が起きないことはよくあります。

②セックスしてから友達になる
出会いたての頃は新鮮で性的対象として捉えセックスするものの、普通に意気投合して友達になっちゃうパターンもあります。この場合は仲良くなればなるほど性的対象としては見られなくなるようです。例外もありますが。

③セフレになる
セックスの相性が良かったりすると、都合の良いカラダだけの関係になることもあります。男女との違いは、お互いがお互いに性処理の手段の一つと割り切れる点です。

④彼氏になる
セックスから恋愛関係に突入することもあります。これは男女と同じではないでしょうか。

セックスの基礎知識

セックスの基礎知識というと保健体育っぽい感じがしますが、使う穴が違うので当然、男女のセックスと比較して勝手が違う点がいくつかあります。順に説明します。

①タチとウケ
ゲイのセックスも挿す側と挿される側に分かれます。チンコを挿す男性役がタチです。チンコを挿される女性役がウケです。
ゲイの中にもどちらかといえば男性寄り(オラオラ)/女性寄り(ナヨナヨ)といった性格や気質的な偏りがあり、それによりポジションが決まることもありますが、
1人のゲイがタチ/ウケの両方経験があることも多く、例えば年上/年下といった年齢差や、その場の気分で決まることもあります。

②アナルセックスは浣腸必須
通常のセックスも男性器や女性器を清潔にすることは大切ですが、アナルセックスにおいてはアナルの洗浄である浣腸は必須です。
本来アナルはウンコを排出させる「出口」ですので、奥にウンコが待ち構えていることはもちろん、ウンコのカスが残っていることもあります。
これを洗浄しないまま「入口」として挿入すると、腸が刺激されて便意をもよおしたり、タチのチンコがコンドーム越しにウンコまみれになります。
これではムードが台無しでタチが萎えますしセックスに支障をきたします。ただでさえ衛生的に宜しくない行為なのに、もっとヒドく汚いものにしています。最低限のエチケットとして浣腸は必ず行いましょう。

◆浣腸のハウツー◆

1. イチジク浣腸


ドラッグストアの薬売場にほぼ必ず置いてある「イチジク浣腸」という便秘解消のための薬があります。チューブの中に液体状の薬が入っており、この液体を肛門に注入することでウンコがドバドバ出ます。これで腸を空にしましょう。出した後はウォシュレットやシャワーでササっとゆすぎましょう。アナルセックスに慣れてない場合まずはこの方法をオススメします。

2. シャワー浣腸
トイレでウンコを出し切ってから、シャワーヘッドを直接あるいはヘッドを外して、アナルにぬるま湯(30℃前後)を数秒注入しこれを2~3回繰り返して洗浄する方法です。初めての場合や慣らしてない場合、アナルがキツくて上手くぬるま湯が入らないことがあります。また、ぬるま湯の量を注入しすぎると、奥(結腸)まで入って残り、セックス中に出てきてしまうことがありますので注意しましょう。

3. ウォシュレット浣腸
ウォシュレット洗浄機能が搭載されたトイレで、水圧をマックスに設定し上手くアナルに当てて直腸に水を注入して洗浄する方法です。要領はシャワー浣腸と同じです。これは熟練のテクニックを必要とする浣腸方法です。トイレの機種によって水圧が異なりますし、ハードルは少々高いかもしれません。


③スムーズな挿入のためローション必須

通常のセックスの場合、マンコが挿入されることを前提とした造りになってますから、受け入れ体制が整ってますし、女の子の気持ちを高めてあげてじっくり愛撫すれば濡れますので、ローションを使わなくても行為自体は可能になります。
しかしアナルセックスの場合、どれだけウケの気持ちを高めて愛撫しても、濡れるのはチンコの先端部のみで、肝心のアナルは極めてドライなのです。ましてや直腸は数ある粘膜の中でも非常にデリケートで傷つきやすいですから、ローションを使わないと挿入は非常に難しく、仮に挿入できたとしても摩擦に負けて血だらけになります。直腸内の傷は性病リスクを高めますし、痔の原因にもなります。そもそも通常の場合、ローション無しですとウケが痛くて、よほどMっ気がないとセックスが成立しません。ですから、「慣らし」を含めたローションの使用が必須となります。

④「慣らし」は必須
アナルや直腸は非常にデリケートですから、「出口モード」から「入口モード」への切り替えが必須となります。特に初心者の場合、今まで体験したことのない異物の挿入が行われるわけですから、入念に行わないと直腸が傷ついて痛みを感じ、セックスを楽しめません。何よりも初めての場合、あまりにも痛くてトラウマになってしまったら可哀想です。2点ほどポイントを解説します。

・入浴後のセックスがベスト
入浴後にストレッチするとすごく伸びるのは体感として分かると思いますが、アナルも同様で、アナル周りにも血管が張り巡らされてますから、血行を良くするとほぐれやすくなります。

・指慣らし
まずは指を一本だけゆっくり挿入しましょう。ウケに「痛くない?大丈夫」と必ず確認し、様子を見ながら出し入れを繰り返しましょう。余裕があれば、乳首舐めなどの前戯や、指の腹で上部にあるコリコリとしたもの(前立腺)をいじってあげましょう。ウケが気持ちよくてリラックスできます。慣れ始めたら指の本数を2本、3本と増やしていきましょう。ここまでくれば合格ラインです。

⑤アナルセックスだけがセックスじゃない
アナルセックスは慣れると気持ちいいですし、何よりも一体感を感じられるので純粋に愛を深めやすいなどメリットはあります。しかし、どうしてもアナルに抵抗があったり、痛くてアナルを使いたくないゲイもいます。相手と凹凸が合わないこともあるでしょう。そんな中でも、キスや前戯、兜合わせ、抜き合い等のみといったアナルを使わないバニラセックスを通じ楽しんでいるゲイも沢山居ます。面倒な準備が要らないのもメリットといえます。セックスに決まりきった形はないので、それぞれのペースで楽しめればいいのではないでしょうか。

楽しいゲイライフのために注意するべきこと

セックスは愛や友情を深めるコミュニケーションツールでもあると考えています。上手く付き合えば人生を豊かにする営みでしょう。最近はネットが普及し、昔よりは手軽にセックスができるようになりました。セックスへのハードルが低くなったのです。そんな今だからこそ、安全にセックスする必要があります。経験が少ない人が特に注意して欲しいポイントを2点解説します。

①コンドームは必須!生の強要にはNOの勇気を

セックスしてると気が緩みがちなのが、コンドームの使用の有無です。相手のチンコをもっと感じたい、直で感じたいという気持ちが高まると、ついつい生でいいかなとなってしまう人がもしかしたらいるかもしれません。タチよりもウケのほうが性病感染リスクは高めです。直腸の粘膜は傷つきやすく、性病感染を媒介するカウパー液や精液を体内に取り込んでしまう恐れがあるからです。楽しい今を未来に繋げるべく、タチは相手のために、特にウケは自分のために、「コンドームつけて」という勇気を持ちましょう。

②定期的な性病検査は必須!一年に一回は自分のカラダと向き合おう
コンドームつけてるから絶対に大丈夫、なんてことはありません。性病はアナル舐め(A型肝炎)や、フェラ、キス(口内炎がある、口内に傷がある場合はリスク高まる)でも感染します。中には命に関わる性病(HIV・梅毒)も存在しますから、自分のため、そして、他の誰かにこれ以上広めないためにも、必ず検査を受けましょう。各地方自治体の保健所等にて無料で匿名による検査を受けられます。

リンク先の「HIV検査相談マップ」では最寄りの検査可能な保健所の情報を検索できます

以上、セックス特集(後編)でした!!
セックスを前向きに楽しめるように、皆さんのゲイライフを応援します!

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